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Posted by んだ!ブログ運営事務局 at

2007年09月09日

明日の為のその7

さて明日の為の教訓シリーズも今日で一先ず終了です


70年頃から、東京では【歩行者天国】なるものが流行り出していた

テレビのニュースやドラマで、その場面が映る度、この辺の道路も天国にならないかなぁと願っていた


その願いが叶う時がやって来たのは3年後の73年

忘れもしない小6の夏休みも終わりかけていた日曜日だった

今思うと全長200メートルくらいのショボい天国だった

別に出店が出るわけでもなく、東京みたいにトリコロールカラーのビーチパラソルもなく、人々は相変わらず道路の端を歩き、たまに子供が道路の真ん中に出て満面の笑みを浮かべては、また端に戻るという実にコッケイな風景だった

私は、商店街のオヤジにチョークを貰い、道路一杯に落書きをしたが、次々と小さい子供らに上書きされる始末

確か、たった2時間位の短い時間でしたが、今回は試験をかねてやったので、次回からはちょくちょくやっていく、という噂が流れた

が、前回の歌謡ショーと同様、後にも先にも、それ一回限りだった

今日の教訓

【一期一絵】


※あれから30年以上も経つというのに、相変わらず歩行者天国を歩行者天国というのもスゴいなぁと思う今日この頃ですが、上山の商店街の通りは、連日、歩行者天国となっています
(笑えない)
  

Posted by ⇒ガGラ at 06:00Comments(6)

2007年09月08日

明日の為のその6


夏になると蚊帳(カヤ)というのを寝室に設置するのが恒例だった

当時はなんでそんなモノを吊るのかが分からなかったが、なんかいつもとは違う雰囲気の寝床に異常に興奮したものだった

その後、網戸が発明されたおかげで、いつの間にか姿を消してしまった蚊帳だが、あの部屋中の窓を全開にして、外と一体化した寝室で眠るなんとも言えない解放感?が大好きだった

今日の教訓

【人間、無防備の時間もあった方が良い】
  

Posted by ⇒ガGラ at 06:00Comments(14)

2007年09月07日

明日の為のその5


上山市民会館で、上山専門店街主催の歌謡ショーが行われた

ゲストは本郷直樹と南沙織だった

初めてナマで見る芸能人という事で、私の胸は高鳴った

南沙織が出ると、周りから「お人形さんみだいだ」
という溜め息にも似た声が聞こえた

因みに南沙織とは、沖縄県出身のアイドル歌手で、あの森高千里が歌ってヒットした【17才】は彼女が元祖である
現在、写真家の篠山紀信氏の奥さんである

その彼女が唄っていると、一緒に来ている親類縁者、その他諸々の知り合い達が
「ガジラ握手してもらえ」と一斉に言い始めたのである

最初は「やんだー」と拒んでいた私でしたが、あまりにも周囲の熱意に圧され、私はついその気になり、市民会館の急な階段を駆け下り、ステージで唄う彼女に手を差し出した

彼女は微笑みながら握手をしてくれて、唄の合間に小声で「ありがとう」と言ってくれた

彼女の手は小さく指はとても細かった

席に戻ると、今度は一斉に
「まさか本当に行くとは思わなかった」
と…

そこで今日の教訓

【たまには、いい加減な期待に応えるのもいいものだ】
  

Posted by ⇒ガGラ at 00:00Comments(8)

2007年09月06日

明日の為のその4

学校の帰り道、校門から200メートルくらい離れた所に、何屋さんと言ったら良いのだろう?

今で言うと、路上に座ってアクセサリーなんか売ってるみたいな

そんな露店を質素にしたような感じの、売り場?が出没する時があった

小学校の6年間で、出会ったのが3〜4回位なので、知らない人は、全く知らないと思います

そんな売り場で(そう呼びますはね)印象深かったのが、針金細工のピストルと、今回描いたヤツです

今回のヤツは、ちっちゃな円柱の発泡スチロールに、服の様に切った色紙を貼り、下に薄い金属の板を貼ったモノを下敷の上に乗せ、下から磁石で動かす商品だった

実に単純なモノだったのですが、チョイとこわおもてのお兄さんの手にかかると、それはまるで生きているかのように下敷の上を動き回るのでした

そしてちゃんと物語りがあるのです

まあ簡単に言いますと、時代劇の仇討ちの話なのですが、実に面白い

最後に「今ならコノ人形8個に磁石を付けて150円、磁石無しなら100円だ。さあさあ早く買わないと無くなっちゃうよ」
なんて言われるモノだから
つい「買うがら待って!」
と、普通ダラダラと学校まで片道25分くらいかかるところを往復20分という、とんでもないスピードで家に帰り、また学校の近くまで戻るのでした

いざ買って家で家族にやってみせるのですが、うまく操作ができない

お兄さんの真似して話てやっても、ちっともウケない

そこで今日の教訓

【見るのと、やるのじゃ大違い】
  

Posted by ⇒ガGラ at 02:52Comments(6)

2007年09月05日

明日の為のその3

このブログ
娘や娘の友達も見ているらしいので、この事は、あまり書きたくなかったのですが、嫌な事はきれいサッパリ頭の中から出してしまおうという事で、あえて書く事にします


あれは多分、小6の中間テストだったと思う

運動も鈍かったが、頭も鈍かった
(汗)

なんとテストの点数すべて40点台

これは完全に怒られると思った私は、学校の帰り道、返却された全てのテスト用紙を川に捨てたのだった

一枚でもあれば「国語は?算数は?」と聴かれるのが目に見えていたからだ

すっきりした気持ちで家に帰った

その日は、これまでにないほど平和に時が過ぎていった


翌日

サヨナラの挨拶も終わり、さて帰るか
と席を立ったその時だった

突然先生がこう言った

「昨日返したテストで、間違っていた部分を直して明日まで持ってくるように」
「……」

私は耳を疑った

「今までそんな事、一度もなかったではないか?どうして急に?それも昨日の事を、今さら言われても…」

急に教育委員会の教育方針が変わったというのか?
それとも、日本の総理大臣が大統領に変わったの?


「どうしよう・どうしよう・どうしよう…」

まるで針が跳ぶレコードの様に、延々と頭の中をこのフレーズが鳴り響いた

家に帰ると母親が
「どれ。テスト見せでみろ。明日までに間違ったどご直していがんなねんだべ」と言った

「な、なんで知ってるんだ!」

....................................

私の記憶は、ここまでです

この後、どうなったのかは全く記憶に無いのです


【捨てる川ありゃ。拾う紙無し】

【物語りには、たまに続編があるものもある】

【後悔は、あとから突然やってくる】

おかげさまで三つの教訓を学ぶ事ができました
  

Posted by ⇒ガGラ at 00:00Comments(10)

2007年09月04日

明日の為のその2

理科の授業だった

外で虫眼鏡や鏡を使っての実験(?)をしていた

男子は鉛筆で黒く染めた紙を虫眼鏡で焼き

女子は太陽の光を鏡に反射させていた

なぜなのか分からないが、私は鏡を持っていた

それも2枚

何気に2枚の鏡を向き合わせたところ、そこに今までに見たこともない光景を見てしまったのだ

「あああああ。異次元の扉を開いてしまった!ど、どうしよう…」

本当にそう思った

延々と続く回廊が、そこには映っていたのだ

遠くの方は暗くて分からないがズーと続いているようだ

恐かったが、なんとか行き着く先を見てみたかった私は、何度も角度を変えながら見入ってしまった

気が付くと、みんなが周りを囲んでいた

「あっ」

【意外と不思議な事は身近にあるのだ】
という事を知ったのでした
  

Posted by ⇒ガGラ at 00:00Comments(8)

2007年09月03日

明日の為のその1

小学生の頃は、それほど活発な方ではなかったのですが、運動はわりとできました

いや、できたというより、できるようになるまで、やらされたと言った方が正解かもしれません


小1の時
タイヤ跳びができずに、放課後残されて練習させられました

確か5〜6人いました

何度やっても跳べない私に、当時の担任の先生は
「ガジラ!後少しだ!段々うまぐなってるぞ!」
と何度も何度も声をかけてくれました

そして、腕が引っ掛かり、コケそうになると、体を支えてくれました

1時間くらい経ったでしょうか

跳べるようになったのでした

勿論、残された全員が

あの時は、ホントみんなで大喜びでした

今、思い返すと担任の先生は

【他人(ひと)ができる事は、お前にだってできる!】
という事を教えて下さった様な気がします
  

Posted by ⇒ガGラ at 00:01Comments(5)