ペットの思ひ出〜犬

⇒ガGラ

2007年08月15日 00:01

多分、思ひ出のペットシリーズは、今回が最終回になると思います


念願だった犬を買ってもらった

それも【柴犬】

名前なんてつけようかなぁ
と考えているにも関わらず、じいちゃんが「ピンキー」などと、勝手に呼び始めてしまった

「ちょ、ちょっと待ってズ」

焦れば焦るほど、いい名前が浮かばなくなる

私としてはカッコイイ名前にしたかった

【アンギラス】とか【バイラス】とか【キングジョー】とか【ガジラ】とか(笑)

一人でブツブツいいなが考えているそばから、次々と家族が「ピンキー!」と呼び始めた

頭にきた私は「なしてオスなのにピンキーなんだズ!」
と怒ると
じいちゃんが
「ピンキーとキラーズ」
とボソっと言った

「全然関係ないべズ」
と言ったら

今度は
「鼻がピンク色だから」
と言った

確に何故か鼻がピンク色をしていた

なんだか名前を考えるのも、おっくうになり【ピンキー】というシャンプーみたいな名前になってしまった

ピンキーは毎朝、私の寝床に来ては起こしてくれた

風呂も一緒に入った

勿論、一緒に遊んだ


ピンキーと暮らし始めて一ヶ月が過ぎようとしたある日

突然ピンキーの様子が変になってしまった

獣医さんがいうには「脱水症状を起こしている。ちょっと助からない。飼ってから一ヶ月?最初っから病気持っていたんだな。店に言って交換して貰え」
と言われた

たった一ヶ月の付き合いでもピンキーとの思い出は忘れられないモノになっていた
交換なんて絶対に嫌だ!
「先生なんとかして!」

先生は出来る限りの事をしてくれた

次の日
グッタリしたピンキーの頭を撫でて「ガンバレよ」
と行って学校へ行った



帰ってきた時には、ダンボールの中で冷たくなっていた

あんなにポカポカして温かかったのに…

側で父が「ピンキーずーとガンバっていたんだ。お前が帰ってくるまでって…でも間に合わなかった」

それを聞いた途端、ボロボロと涙がこぼれた

いつも私が泣いているとピンキーが駆け寄ってきて、心配そうに傍らでずっと首を傾げながら眺めていてくれた…
でも、今は目も開けてはくれない

こんなに泣いているのに…


今、私の周りで犬を飼っている友達が沢山います

「なんで犬飼わないの?子供の情操教育にもいいよ」
と言ってくれます

その度、飼わない理由をいろいろ並べて言うのですが
多分

【犬との楽しかった思い出は、ピンキーだけにしておきたい】
という気持ちが私にはあるんだなと、これを書いてて分かったような気がします

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