プロレスの思ひ出
毎週プロレスを観るのが楽しみだった
プロレスの日は、みんなでサイダーを飲みながらの観戦
祖母だけ
「うう。おっかない、おっかない」
と言って毎週台所へと逃げて行ってました
昔は日本人=善玉、外国人=悪玉という図式で
次々と現れる悪役レスラーに、子供ながら興奮しまくってました
例えば
鉄の爪のフリッツ・フォン・エリックの胃袋掴み
銀髪鬼フレッド・ブラッシーの噛みつき攻撃
白覆面の魔王ザ・デストロイヤーの脚四の字固め
もう存在してるだけで怖い、黒い呪術師アブドーラ・ザ・ブッチャーや、インドの猛虎タイガージェット・シン
などなど
他になんだかよく分からない黒い魔人ボボ・ブラジルなんて選手もいました(笑)
試合が始まる前の選手紹介の時、着物を着た花束嬢のお姉さんがリングに上がるのですが、渡す前に外国人レスラーに花束を奪い取られるシーンでは
祖父:「バガ!早ぐ逃げろ!」
母親:「なして、出でくんだがよ〜」
ガジ:「馬場!見でねで助けろズ!」
父親:「………」
と、もう試合開始前から大興奮でした
タッグマッチの時などは、一人がレフリーの注意を反らしているうち、もう一人がチョーク(反則)攻撃をしたりすると
祖父:「バガ!後ろだ!後ろ」
母親:「オキシキナ(レフリーの名前)何してんだがよ〜」
ガジ:「馬場。なして助けねんだずヨ」
父親:「……」
そして最後には日本人が勝つわけですが、不服に思う外人レスラーに、ボロボロに服を破かれ逃げまどうレフリーを見ては大笑いしてました
「あんなのは、仕組まれたショーだ」
なんて言う人もいましたが、家族で毎週あんなに興奮し笑ったりできるショーは、そうあるものではないと私は思っています
そのあとメキシコの覆面レスラー、ミル・マスカラスが[スカイ・ハイ]という曲で颯爽と登場するわけですが、そのセンセージョナルな話はまたの機会します
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